税理士の大半が、学生時代に経済や経営、会計を専攻した方が多い中、英語科に在籍し、航空会社にてサービス業に従事することを目標に日々訓練をしておりました。
しかし、卒業後就職したのは、大手のメーカー。そこで何となく営業事務の仕事を行っていたのですが、地味にみえる事務の仕事でも、取り組み方や考え方次第でクリエイティブな仕事になるとやりがいを持って働くようになります。
その後、違う職種も体験してみようとフリーペーパーの編集の仕事に就くことになります。
そこでは、取材や編集の仕事を通じ、今までとは違う世界を見ることが出来ました。営業のようなことも少しだけ経験でき、スキルアップに繋がったと感じています。
そのフリーペーパーも程なく廃刊となるのですが、その会社の本業の方で営業事務を必要としているとのことで、以前の経験をかわれ、そのまま会社に残ります。
その会社は、中小企業であったため、その後、経理と総務の担当が退職したのち、そのまま私が営業事務、総務、経理と担当することとなります。そこで初めて経理と言う仕事に接することになるのです。
日々の業務に加え、月末の処理、給与や人事、営業のフォロー、社員の管理から社長の秘書的役目とオールマイティに仕事をこなさなければならない状況になります。社長の代わりに金融機関に借入の交渉に行くこともありました。
大手では考えられないことではありましたが、今となっては、この税理士という仕事に就くにあたり、大変貴重な経験であったと実感しております。
その頃から、このような中小企業を支える税理士という職業に興味を持ち始めます。

そして、資格試験の勉強を始めた頃には、派遣社員に登録しておりましたので、上場企業と言われる会社から中小企業、また色々な職種の企業を見ることが出来ました。

その後は、資格試験の勉強をしつつ税理士事務所にて勤務。合格後もしばらく補助税理士として勤務した後、独立開業に至ります。

これらの全ての経験が、今、税理士としての大きな栄養になったと実感しております。
人生に回り道はないのです。
外から企業を視るのではなく、中から企業を感じることが出来る。
そういう税理士を目指しております。

＜資格＞
税理士。
宅地建物取引主任者試験合格。
日本政策金融公庫　農業経営アドバイザー試験合格者
＜所属団体＞
九州北部税理士会
ＴＫＣ九州会
福岡ビジネス協議会（監査役)